「おんな城主 直虎」第36話は、
直虎が井伊家の今後をどうするかで悩んだ挙句に、
井伊家再興を断念してしまいます。
あれほど井伊家の殿としてあきらめずに頑張って来たものの、
あきらめることで得られるものもあると決断しました。
それによって龍雲丸(柳楽優弥)との関係も進展できたのでしょうか?
見どころのシーンを合せて紹介しますね。
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再興すべき?しない?で悩む直虎
今川が徳川と和睦をしたことで、
井伊家の今後がどうなるかに注目された第36話。
これまで井伊家を守ろうとした直親、
政次らのことを思えば何としてでもその機を待つしかないと考えていましたが、
これ以上、悲しみを増やしたくないという気持ちに駆られます。
お家存続のために無駄な死を招くことにどう対処していいのか?
その無力さで自信を責める直虎。
龍雲丸は、そんな悩める直虎に
「やりたいようにやればいい」と提案します。
それができなくて悩んでしまっている直虎を見て
南渓和尚はついに決断を下します。
南渓和尚が直虎を当主にさせたわけですから、
苦悩のたびによりそう気持ちは親のようにもありますね。
小林薫さんの優しいまなざしは、慈悲深さを感じます。
anime_listのblog : おんな城主 直虎 第36話 https://t.co/icPV1iQ6M9 pic.twitter.com/Oxmgvy0qER
— なた (@CEeljOLyqEtJlms) September 10, 2017
南渓和尚、直虎をおとわに戻す!
苦悩を続ける直虎に、
南渓和尚が直虎に当主から戻し、還俗を言い渡します。
直虎は、心の中で自分の無念さを感じながらも、
南渓和尚にこう言われなかったらもしかしたら?
さらに井伊家再興に奔走したかもしれません。
南渓和尚は、これまで直虎は小さい頃から「竜宮小僧」として人に役立つことをするのが一番のやりがいだと信じて来たので、
これからは自分のやりたいことを行えるようにしたいという親心のようです。
井伊家再興を目指せば、
必然的に直虎は今のままでやりたいことをしないままの人生になるのは、
忍びないとも考えたのでしょうね。
幼き日に寺に入り修行の日々から、
次郎法師となるまでに人のために奔走する姿は印象的でした。
思えば、政次との別れを自らが決行したのも、
仏門にあるものだからこその思いがあったからではないでしょうか?
#おんな城主直虎 第36話を観る。
『いや、選ばせたか…』
これまで直虎の思考をずっと誘導し続けてきた南渓和尚が、
やっと自らの行いを悔いてくれたのかと思ったら、
舌の根も乾かぬうちに今度は虎松を誘導し始めた!
『あれはもう殿ではない』
策士南渓が直虎から虎松に乗り換えた!笑 pic.twitter.com/WF0hjIH7NA— みやこびと19号 (@RINGI19GO) September 10, 2017
#おんな城主直虎
おとわを次郎にして直虎にしたのが和尚様で直虎を本当の領主にし直虎の中のおとわを殺したのも政次でそのぼろぼろのおとわを生き返らせたのが龍雲丸なのかな?政次が最後に渡した碁石は政次とつみあげてきた領主としての象徴でそれを手にしたままでは直虎は次郎に戻れなかった? pic.twitter.com/b3Bq2XLUwh— サクラ (@3aKyuRa9630) September 10, 2017
納得いかない!虎松
南渓和尚と直虎が、虎松のところへ話に行くと、
虎松は井伊家再興の方向に行くと信じていたため、
思いもしない井伊家が無くなることに納得がいきません。
「あきらめてはいけないとおっしゃった殿の言葉は、嘘だったのですか?」
と詰め寄る虎松。
子供といっても継ぐ覚悟をこれまで持ってきただけに、
釈然としないのは当然ですよね?
松下家は子供がいないので、
母(貫地谷しほり)のいる松下家へ迎え入れてもらえるのは願っても無い話だといいますが、
松下家へも行かないと言い張り泣きわめいてしまいます。
寺田こころさんのこの演技。素晴らしかったです。
あの美しい瞳から流れる涙は、共演者も迫力を感じたのではないでしょうか?
それが見たくて、BSと総合で2回も観てしまいました!
結局、南渓和尚が虎松と話をじっくりして結論として松下家へ入ることになります。
松下家当主も利発な虎松を快く受け入れます。
ようやく実母のもとへ行けるようになったのは、結果的に喜ばしいことですよね。
おんな城主 直虎 第36話「井伊家最期の日」 https://t.co/MUfEqgnc82 pic.twitter.com/CmGkJMJAme
— 歴史番組観賞備忘録 (@rekishibiboroku) September 10, 2017
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龍雲丸が告白!
直虎は、井伊家再興をあきらめそれぞれの道へ進むことを
亡き人たちへお知らせするために経を唱えます。
そこへ龍雲丸がやってきて、これからどうするのかと直虎は声掛けし、
相談に乗れることがあればと促します。
龍雲丸は「好きなおなごがいるんでさあ。」
と伝えさらに相手の女性の名前が分からなくて困っていると伝えます。
その相談に動揺を見せつつも直虎は、
「その手の相談は疎くてな。」と答えます。
龍雲丸は、直虎の勘の悪さに笑ってしまいます。
ついに「ずっとそばに居たい人は、あんたなんだ。」
と直虎に告白。そして「あんたよりも先に死ぬことはない」と言い切ります。
次々に大切な人を亡くして来た直虎にとって、
これほど安心出来る言葉はないでしょう。
何があるか分からない時代であっても、
龍雲丸の自信に安堵できたでしょうね。
もちろん、直虎もうすうすはその気持ちに気づいていたでしょうね?
第35話で手を握るシーンがありましたしね。
自分は運の悪い女であると伝えますが、龍雲丸の気持ちを受け止めます。
いつもの尼頭巾をベールのように外して、
抱きしめてキスをするシーンはとても美しい姿でした。
尼頭巾があるままではどうも女性という視点が薄められてしまいますね。
女性としてのしあわせをようやく手に入れられる「おとわ」に戻った瞬間でした。
でも、大河ドラマでもこういう演出もあるんですね!
龍雲丸は最後まで生きてないだろうなっていうのがTLの大方の見方で、そしたら「あんたより先には死にませんよ」は壮大な逆フラグで、そしたら龍虎お幸せに!な視聴者はのたうち回るし、また愛する人に置いてかれた直虎も慟哭するし、もうなんかものすごく脚本が唐辛子…鷹の爪…#おんな城主直虎 pic.twitter.com/26hK3XrqsI
— たたたのたじま (@kudaranzo) September 10, 2017
まとめ
第36話では、直虎が井伊家再興を諦めることから
虎松、龍雲丸、その他、隠れ里の人々にも大きな転機となりました。
「おとわ」として龍雲丸と暮らすようになるものの、
時代は大きく変わりまた戦の波に翻弄されるようです。
#おんな城主直虎
第36回「#井伊家最後の日」
本日放送!BSP午後6時、総合テレビ午後8時からです。
遠江一帯の混乱がいったん落ち着きをみせるなか、直虎(#柴咲コウ)は井伊家再興を思い悩んでいた…
⬇︎詳細はこちら!https://t.co/xZY69L5hlQ— NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 (@nhk_naotora) September 10, 2017
しかし、こだわり続けた再興によって得られるものがなければ、
あきらめる決断もこれからの井伊家の面々に良い導きになったのではないでしょうか?
それぞれの心の中で生きている井伊家と高瀬も言いきっていましたしね。
形ある井伊家ではなくても、心の中に生き続けるものは誰も消すことは出来ません。
今回は、そんな気持ちにさせてくれた心地よいラストになりました。