政治家だった夫が嘘のスキャンダルで自殺し、自殺に追い込んだ相手を次々に復讐していくストーリーの「ブラックリベンジ」で主人公を演じている木村多江さんですが、普段から「幸薄美人女優」と言われています。
今回の役もかなりの幸薄い役であり、ストーリーが進むにつれてさらにドロドロとした内容になり、ますますその印象が強まっています。なぜ、木村多江さんは幸薄い印象を人に与えるのでしょうか?
木村多江さんのプロフィール、ドラマ歴、「ブラックリベンジ」の評判を調べて、その幸薄い印象がどこからきているのかまとめてみました。
木村多江さんのプロフィール
- 生年月日:1971年3月16日生まれ
- 出身地:東京都
- 血液型:A型
- 特技:バレエ、日本舞踊、玉乗り
小学校から高校までの一環教育を受け、名門高校を卒業しましたが、その後は昭和音楽芸術学院ミュージカル科に進学しました。
高校時代に樹木希林さんの演技を見て、女優を目指したそうです。
大学在学中から舞台女優として活動し、21歳の時に父親が亡くなっていますが、自分が女優を目指したことで父親にストレスを与えたと自分を責め、父親が亡くなってからは、朝から晩までアルバイトをして家計を支えていたようです。
2005年に一般男性と結婚し、3年後には長女を出産しています。その後も女優業を続けて現在に至っています。
お嬢様として育ちつつも、早くに父親が亡くなり、苦労を経験しており、こうした環境も木村多江さんの雰囲気や演技に影響しているかもしれませんね。
木村多江 出演ドラマ歴
主演ドラマは1つしかないため、出演した多くのドラマの中で話題になったドラマを中心にまとめます。
- 1996年:炎の消防隊 初出演
- 1998年:GTO – 夏目みゆき 役
- 1999年:リング〜最終章〜 – 山村志津子 / 山村貞子(2役) 役
らせん – 山村貞子 役 - 2001年:大河ドラマ 北条時宗 – 享子 役
救命病棟24時 第2期 – 山城紗江子 役 *その後第4期、スペシャルにも出演 - 2003年:大奥 – 初島 役
白い巨塔 – 林田加奈子 役 - 2004年:大奥 第一章 – 鷹司孝子 役
- 2006年:連続テレビ小説『純情きらり』 – 若山百合子 役
てるてるあした – 水野サヤ 役 - 2008年:上海タイフーン – 野村美鈴 役 *無期延期になったドラマ
- 2010年:ホタルノヒカリ2 – 浅田小夏 役
- 2011年:カレ、夫、男友達 – 犬山麻子 役
- 2012年:大河ドラマ 平清盛 – 仏御前 役
- 2016年:連続テレビ小説『とと姉ちゃん』 – 小橋君子 役
- 2017年:就活家族〜きっと、うまくいく〜 – 川村優子 役
4号警備- 本田薫 役 - ブラックリベンジ – 今宮沙織 役 *民放初主演ドラマ
妊娠により、2008年の主演ドラマが無期延期となり、その後撮影した主演映画「ぐるりのこと」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、高崎映画祭で最優秀主演女優賞を受賞します。
2010年には、映画「ゼロの焦点」で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、CNNの「まだ世界的に名前は売れていないが、演技力のある日本の俳優7人」の一人に選ばれています。
リングで注目され、その後注目されている役柄は、不幸な状況を耐え忍んで頑張る役であったり、最後は不幸な状況に追い込まれる役であり、その演技力も認められています。
@koto1225 ドラマ大奥見てて、ただでさえ幸薄そうなのに島流しの刑に処された時はもう見てて辛かったよ木村多江さん。
— ミユキ (@myk12_6) November 9, 2014
幸薄い女優では西田尚美(というか白い巨塔の亀山君子)も。 RT @myoai: 木村多江の幸薄さはもはや神芸。
— せつ ゆき (@sealight1954) November 29, 2011
https://twitter.com/sayukaeru/status/777535300042051585
理由あって再放送含め「 #4号警備 」2話連続で観賞。
久々に窪田正孝&北村一輝のバディイイんじゃない。でもやっぱ、 #木村多江 さんが美人さんでいい味だしてた。 pic.twitter.com/oCA7c9A2NC
— papa (@pkksf1) April 15, 2017
木村多江の薄倖パワーに惹かれる。特に、以前「大奥」で演じた、役者に惚れて禁を犯すお中老(絵島がモデル?)の哀れさは秀逸だった。その後同じ「大奥の劇場版」で仲間由紀恵が本家絵島を演じてたけど、何だかなぁ・・。今度の男女逆転「大奥」も興味ある。でも、TVの連続ドラマ向きかも(^_-)
— かよ (@kayorasama) September 24, 2010
木村多江 ブラックリベンジの評判
政治家の夫をデタラメのスキャンダルで自殺に追い込まれて、その復讐のために陥れた人物を次々と復讐していくストーリーですが、主人公の今宮沙織の周りには次々と不幸が訪れ、先が見えない復讐劇が続いています。
木村多江さんは、怒りに震える演技を上手に演じており、復讐を果たしたと思っても次々と悲しい現実を知ることになり、最後がどうなるのか想像できない展開になっています。
「骨の髄まで炎上しなさい」という決め台詞もあり、そのブラックな内容が話題になっています。
『ブラックリベンジ』物語全体を覆っている良い意味での暗さや重さ、つまり途切れることの無い緊張感は主役の今宮沙織を木村多江が演じていればこそだ。復讐に燃える炎を内側み持ちつつ日常を生きるという役は二重人格に於けるもう一人の自分を抱えながら演技しているようなもので易しいことではない。
— 稲村 憲康 (@reiji01) November 10, 2017
「骨の髄まで炎上しなさい。」からのなんとも言えないひょうじょうがタマりません。#木村多江#ブラックリベンジ#黒幕はやはり pic.twitter.com/Njjl2Msvkm
— h.kura (@kura93koda) October 28, 2017
ブラックリベンジ面白い
と言うか怖いもの見たさというか
人間の怖い所を上手く表現している木村多江
そのアップを背景をぼやかしてより印象づけている
木村多江怖いし、その顔は癖になる
地味だけどやるなブラックリベンジ#ブラックリベンジ— Masa (@grande_su) October 28, 2017
https://twitter.com/nikoane/status/922123888787578880
次々と復讐していくストーリーを純粋に楽しんでいる視聴者も多いですが、木村多江さんの少し怖さを感じる美しさを楽しんだり、演技力に感心している視聴者も多いようです。
まとめ
プロフィールから木村多江さんが色々な苦労をしながら、女優を続けており、主演ドラマを途中で延期しなくてはならない状況に置かれたり、そうした経験が現在の木村多江さんの演技に影響が出ているように思います。
「幸薄いと感じる顔」と言われる特徴に「一重瞼、眉毛はやや細い、顔が平たんな印象がある、色白である」などが挙げられており、木村多江さんは目や顔色はその特徴に重なるところがありますし、話題になる役は幸薄い役であるため、やはり幸薄い演技は上手であり、視聴者にも強く印象に残っているようです。
他の女優さんにはない幸薄いという印象を人に与えるという個性をうまくいかして、さらに魅力的な演技をしてほしいですし、その期待を裏切るような新たな役も期待したいと思います。
ブラックリベンジでもさわやかな笑顔で幸せな表情が最後に見られることを期待せずにはいられません。