「きみが心に棲みついた」は、1月16日22時スタートのTBSの新ドラマです。
この枠は、過去に「逃げるは恥だが役に立つ」や「あなたのことはそれほど」など、話題となったドラマが放送されていたので、同じ漫画原作という点でも期待されています。
目次
「きみが心に棲みついた」原作は?
原作は、天堂きりんさんの「きみが心に棲みついた」「きみが心に棲みついたS」で、2011年3月号~2013年9月号まで講談社の『Kiss PLUS』で16話まで連載された後、2013年11月号から祥伝社の『FEEL YOUNG』に移り、タイトルにSがつくよ
うになりました。

「きみが心に棲みついた」あらすじ
下着メーカー・ラプワールに勤務する主人公の小川今日子(吉岡里帆)は、常にネガティブ思考で、すぐに挙動不審になってしまい、学生時代には”キョドコ”というあだ名をつけられていました。
ある日、会社の先輩に誘われて参加した人生初の合コンで出会った漫画編集者の吉崎幸次郎(桐谷健太)を好きになり、告白しますが玉砕。
そこに、過去に今日子が好きだった大学の先輩・星名漣(向井理)が上司として現れます。
星名には今日子をもてあそび、身も心もボロボロにさせた過去があります。
吉崎に惹かれつつも、星名の狂気的な束縛に抗えない自分もいて、対照的なふたりの間で今日子が揺れ動く様を描く、新感覚の三角関係ラブストーリーです。
「きみが心に棲みついた」キャスト
主演は連ドラ初主演となる吉岡里帆さんで、素のイメージに近い”熱い男”を演じる桐谷健太さん、これまでのイメージと真逆の”冷酷な男”を演じる向井理さんなど、豪華なキャストにも注目が集まっています。
原作は女性から高い評価を受けている一方で、「怖い」「辛い」「暗い」とドラマ化の心配の声もあるほどの賛否両論のある作品ですが、これを実写化でどのように魅せていくのか、制作チームの手腕にも期待したいと思います。
豪華なキャスト陣の中で、特に今回異質のヒール役を演じる向井理さんに注目したいと思います。
「きみが心に棲みついた」原作との違い
今回ドラマ化するにあたって、キャラの年齢や関係性など、原作とはいくつか違う点があります。
まず、主人公の今日子(通称キョドコ)は年齢が27歳の設定ですが、原作では28歳になっています。
そして、彼女の勤める下着メーカーの名前も、原作の「ワンナナコール」から「ラプワール」に変更されています。
そして、今日子が想いを寄せる吉崎幸次郎は、原作では下の名前が明らかになっていません。
彼の所属する出版メーカー名も、「講英館」から「一ツ木出版」に変わっています。
さらに、今日子を振り回す星名は大学時代の先輩という設定は同じですが、原作では上司ではなく、同僚となっています。
原作では今日子と付き合っていましたが、ドラマでは過去に好きで未だに忘れらない相手という、ちょっとぼんやりした関係性
になっています。
原作と大きく違っているキャラは、先輩の堀田麻衣子(瀬戸朝香)と八木泉(鈴木紗里奈)
で、原作では今日子の同僚という設定になっています。
堀田は今日子の親友というポジションなので、そのあたりは、今日子に目をかけているという設定に引き継がれている
と思われます。
今日子のライバルとして登場する飯田彩香(石橋杏奈)は、今日子の同期ということになっていますが、原作では今日子の2つ下の後輩で、名前も友香になっています。
星名に言い寄られ、男女の仲になるけれど結局最後には捨てられるという役どころですが、ドラマでは星名との関係性も変わっていくかもしれません。
ドラマオリジナルキャスト 中村アンさん演じる成川映美
そして、ドラマオリジナルで登場するのが、中村アンさん演じる成川映美です。
彼女は吉崎の大学時代の後輩で元カノの、売れっ子ライトノベル作家という役どころです。
人気作家になって吉崎に振られますが、まだ未練があるようなので、今日子と吉崎の間に割って入ってきそうな気がします。
原作にはないキャラを投入することで、今日子×吉崎×星名の三角関係が大きく変化していくことが予想されます。
他にも既存キャラで、吉崎に好意を持っている編集者の為末れいか(田中真琴)もいるので、色んな人物が入り混じった、混乱必至の恋愛模様にも要注目です。
きみが心に棲みついた、新感覚ラブストーリーとか言われてるけど全然ラブストーリーじゃない、ホラーだよ、サイコホラー、サイコキラー星名、キョド子もサイコパスというか全員やばい奴
— 私。 (@0oWatashi00) January 12, 2018
https://twitter.com/_shiromiso/status/952070471171817472
そして向井さんの星名、やばかったー❗️星名だ星名だーって、画面に向かって叫びました。てか、向井さんの星名かっこいー笑✨桐谷さんもめっちゃ吉崎で、なんかなんか好きになってしまいそうだ、、笑。
— 天堂きりん@きみが心に棲みついた (@tendon0308) January 5, 2018
https://twitter.com/04mr___e/status/948199924390281217
漫画を整頓中06。「きみが心に棲みついた」今日子は誰にも認められなかったため、星名の言葉にすがって全てを捧げてきて、星名は歪む事で辛うじて自分を生かしているのかも知れない。暖かい吉崎と関わる事で変わりたいって思う今日子なのに、そのせいで星名との関係が更に複雑になってるんですよ~。 pic.twitter.com/aQFBAMdhx3
— サマー (@samahani696) January 3, 2018
ヒール役に挑戦 向井理の魅力とは?
今回向井さんが演じる星名漣は、一見爽やかな好青年ですが、今日子の前では腹黒い姿を見せ、自分の思い通りにしようと飴と鞭を使い分ける、サディスティックな男性です。
今日子と吉崎の中に割って入るという、向井さんにしては珍しいヒール役の位置づけです。
ですが、以前ドラマ「メイちゃんの執事」で、主人のお嬢様を盲目的に愛し、自分の想いは報われないのがわかっていて、彼女のために手段を選ばず周りの人間を陥れるという、冷酷な執事・忍を演じていました。
この時も意外な印象を受けましたが、最終的に忍は自分の望み通り、お嬢様を自分のものにすることができたので、ニコニコしながら人を陥れる腹黒さと支配欲という点では、今回の星名と通じるところもあると思います。
ここで簡単に向井さんのプロフィールを紹介したいと思います。
向井理プロフィール
- 本名 向井理(むかいおさむ)
- 生年月日 1982年2月7日(現在35歳)
- 出身地 神奈川県横浜市
- 血液型 O型
- 主な作品[ドラマ]『メイちゃんの執事』『アタシんちの男子』『傍聴マニア09』
『ゲゲゲの女房』『ホタルノヒカリ2』『ハングリー!』『信長協奏曲』 - 主な作品[映画] 『BECK』『Paradise Kiss』『僕たちは世界を変えることはできない。』
大の動物好きの向井さんは獣医師を目指していて、大学時代は遺伝子工学を専攻されていたそうです。
そして、卒業後は、学生時代にバイトもしていたバーテンダーとして就職し、店長経験もあるそうです。
その時にイケメンバーテンダーとして雑誌に掲載されたのをきっかけにスカウトされ、芸能界入りしました。
2006年「ミニッツメイド」のCMで芸能界デビューをし、2008年10月のドラマ『ママさんバレー
でつかまえて』で俳優デビューしました。
その後、沢山のドラマや映画、CMなどに出演されています。
他にも、『世界ウルルン滞在記』でカンボジアに行ってから、第二の故郷と公言するほど影響を受け、2011年には「日本・カンボジア親善大使」に任命されました。
同年公開の映画『僕たちは世界を変えることはできない。』では、カンボジアに小学校を建てようと計画する青年田中甲太を演じ、再びカンボジアを訪れています。
このように、俳優としては異色の経歴を持つ向井さんですが、プライベートでは2014年12月に女優の国仲涼子さんと結婚、翌年には第1子が誕生しました。
結婚が発表された当時は、”向井ロス”と言われるほどネット上が大騒ぎでしたが、今もなお人気は衰えず、テレビに引っ張り
だこの状態です。
向井理演じる星名漣とは?
原作によると、星名は母親の不倫で生まれた子で、小学生の頃は根暗な少年でした。そして、母親の元夫に似ているという理由で、現在の父親から日常的に虐待を受けていました。
その後、父親の仕事の都合で転校することになり、顔を整形します。この頃から性格が明るくなりますが、整形後に母親が蒸発してしまいます。
このことがきっかけで、今の星名の歪んだ性格が形成されたようです。
支配欲にまみれてはいますが、自分に自信がない今日子を「そのままでいい」と初めて受け入れてくれたのは星名だったので、今日子が彼に依存してしまうのは仕方ないかもしれません。
ですが、DVまがいの脅迫を伴う束縛は行き過ぎだし、その異常な状態が共依存として成立しているのも怖いと思います。
この一筋縄ではいかない感じの星名を、爽やかイケメンの代表格である向井さんがどう演じるのか、彼の演技力にも期待したいと思います。
「きみが心に棲みついた」の星名漣(向井理さん演じる)の名前の由来は、「星野源」から来てるんですよね~(^^)
原作者の先生が源くんのファンで、もじってつけたらしい。#きみが心に棲みついた— 美香 (@1c6b4e0e9324451) January 13, 2018
火曜ドラマの「きみが心に棲みついた」の向井理が最高に役にドハマりしている……やっぱ顔が爽やかだとサイコパス役にぴったりだ…
— ひじき (@hijikiman05) January 13, 2018
https://twitter.com/34_Liza/status/950011394732142592
きみが心に棲みついた。ドラマ化するって今頃知った:; マジか~ 星名さんがむかいおさむとかホラーだ。 原作好きだしとりあえず見ようかな…。でも、あれドラマ化大丈夫か?? 結構過激な描写あるよな??
— ちゃり (@pijyotto20) January 2, 2018
きみが心に棲みついたの向井理さん最低そうでサイコーっぽいな。
— 猫めろん( ´ ` ) (@jagamuku) January 2, 2018
まとめ
今作は、タイトルから想像できないくらい衝撃的な内容が原作となっていて、原作ファンからも沢山の注目が集まっています。
主演の吉岡里帆さん、向井理さん、桐谷健太さんの脇を固める俳優陣も、鈴木紗里奈さんや瀬戸朝香さん、ムロツヨシさんなど、実力のある方が多数出演されています。
今日子の心を捕らえて離さない”きみ”は、星名と吉崎のどちらなのか、今日子はネガティブで自信のない自分を変えていけるのか、複雑に入り組んだ恋模様に決着はつくのかなど、気になる要素が満載です。
原作はまだ続いているので、ドラマでは違う結末が用意されていると思いますが、火10枠の”中毒性のある、ちょっと特殊なラブストーリー”に要注目です。