トドメの接吻|6話ネタバレ|切なさがとまらない!終幕は悲劇!?破滅へのカウントダウン

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今回は、何度時間を戻しても長谷部(佐野勇斗)を助けられないという、タイムスリップもののセオリーを継承しつつ、タイムリープを繰り返すことで少しずつ長谷部の死の真相に近づいていくというミステリー的な要素もあって、今まで以上にスリリングな展開だったと思います。

さらに、まさかのタイミングで宰子(門脇麦)のタイムリープ能力が発動しなくなるという、衝撃的なラストを迎えてしまいました。

旺太郎(山崎賢人)は本当にこのまま死んでしまうのか、彼を想う宰子と美尊(新木優子)の気持ちはどうなるのか、並樹家は尊氏(新田真剣佑)の思い通りになってしまうのかなど、まだまだ気になる要素が満載です。

今回は、12年前の事故を巡るそれぞれの想いと、狂い始めた旺太郎の成功へのシナリオに注目したいと思います。

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大き過ぎた事故の代償

 

前回、事故で捕まった父親(光石研)が冤罪だったということがわかり、旺太郎の想いは一変しました。

父親に向けられていた憎悪の刃の矛先は尊氏へと方向を変え、さらに宰子にも向かっていきます。

宰子と母親の前で見せた本来の旺太郎の姿はどこにもなく、またいつも通りのクズホストに戻ってしまったような気がします。

今回の冒頭では、根津(岡田義徳)の調査で事故当時、尊氏の父・尊(山田明郷)が尊氏の罪を隠蔽するために関係者を買収していたことがわかりました。

旺太郎の父親に不利になるように嘘の証言をした人物の中に、クルーズ船の運営会社で長谷部の父親の長谷部健造の名前もありま
した。

それをネタに旺太郎は父親が隠し持っているテープのコピーを捜すよう、長谷部を脅迫します。

そこには、これまで秘めてきた旺太郎の壮絶な過去に対する恨み節も込められていました。

「人殺しの息子だと罵られて生きてきた俺の人生が、どんなものだったかわかるか?生き地獄だよ。お前の今の幸せは、俺の犠牲の上に成り立ってるってことを思い知らせてやる」

「尊氏と一緒にお前の親父も潰してやる」

「もし(テープを)見つけられなかったら、お前に地獄を見せてやる」

そして1週間後、旺太郎は長谷部の遺体と対面することになりました。

この時点では、みんな自殺だと思い込み、旺太郎も自分のせいだと責任を感じてしまいます。

これは、実は絶妙なタイミングで布袋(宮沢氷魚)が「最近思いつめた顔してた」と自殺をほのめかすような発言をし、尊氏が「まさか自殺!?」とわざとらしく言い、他殺を自殺に見せかける隠蔽工作だったのですが、やり方が巧妙すぎて、みんなまんまと騙されてしまいました。

この事実は、旺太郎が何度かタイムリープを繰り返すことで明らかにされますが、自分の過去
を隠蔽するために殺人も厭わない尊氏に、狂気的な冷酷さを感じました。

この事故を巡って、美尊の心にも大きな影を落としていました。

父親が死んでから社長の椅子に異常に固執し、自分との結婚を強引に進めようとする尊氏に、美尊は嫌悪感を抱くようになっていました。

今は完全に旺太郎に心を奪われてしまっていることもありますが、かつては恋心を抱いていた相手の印象がこうも変わるところは、女心の怖さだと感じました。

でも、昔の尊氏に戻って欲しいと思っているあたり、まだ未練もあるのかもしれません。

この美尊の気持ちを汲んで、長谷部はテープの中身を見た上で、テープと引き換えに尊氏が昔の優等生に戻ってくれるよう説得しようとします。

そんなはずないと尊氏の本性を理解させようとする旺太郎の言葉も届かず、結局長谷部は布袋の手によって殺されてしまうのです。

長谷部の立場からすると、どっちに味方しても美尊を奪われ、信頼していた尊氏を選べば殺され、最終的にそれは回避できたけど、自分のしたことで旺太郎の命を奪ってしまった罪悪感に苛まれるという、相当不憫な運命だと感じました。

一方、この騒動で、思いがけず宰子と旺太郎は自分達の過去の繋がりに気づいてしまいます。

あの時の少年が生きていたと喜ぶ宰子でしたが、予想に反して、旺太郎は自分の心の闇をぶつけます。

「良かったって何が?命があるだけ良かった?生きてるほうがよっぽど辛かったよ!」

事故の後、旺太郎を待っていたのは、壮絶な底辺の生活でした。

賠償金の重圧に苦しむ母親、周りからの心無い中傷、そして慣れない仕事場では失敗続きで「お前は生ゴミ以下だ」と罵られ、ホストになってからも、お金をもらうために無理やりお酒を飲んで吐いたり、枕営業をして必死にもがきながら生きてきました。

お金と権力のみに執着し、クズと呼ばれるまでに旺太郎の人生を変えてしまったという点では、事故のダメージは旺太郎が一番大きかったと思います。

それを宰子を助けたせいだと結論付けるのは、ちょっと乱暴すぎる気がしました。

感動の再会を予想していただけに、「俺達が出会ったのは、偶然じゃなかったんだよ。光太が会わせてくれたんだよ」という台詞が、全く響かないものになってしまったのは残念でした。

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タイムリープの弊害

 

前回から、タイムリープしても思い通りの成果が得られなくなり、旺太郎の未来計画に不穏な影が見え始めていました。

春海(菅田将暉)が宰子に話した”何度も同じ時間を繰り返すと、元の出来事が抵抗して、自分に降りかかってくる”という予言のような言葉が、今回現実のものとなってしまいました。

確かに、最初は尊氏と美尊を婚約破棄に持ち込めましたが、2回タイムリープした後は、ふたりは婚約し、旺太郎は美尊に捨てられたホストという位置づけに変わっていました。

そして、何度タイムリープしても長谷部は殺され、テープのコピーも手に入れられないという負のループに陥っていました。

この流れは食い止めることができましたが、宰子の制止を振り切ってまた時間を戻した結果、長谷部を助ける代わりに自分が殺されてしまうという悲劇が起きました。

そして、「万が一襲われたとしても、宰子がキスをしてくれれば7日前に戻れる」と高をくくっていた旺太郎の期待は、まんまと裏切られてしまいます。

よりによって、このタイミングで宰子がキスをしても戻れないという、最悪の展開になってしまいました。

これまでもタイムリープによって、宰子の祖母や尊の死期がずれたことはありましたが、祖母が長く生きて尊が早く死んだ分でバランスを取っていたと考えると、矛盾は起きませんでした。

でも前回、事故で死ぬ運命だった母親を助け、今回やはり殺される運命にあった長谷部を助けようとしたことで、大きく未来のバランスが崩れてしまったのかもしれません。

タイムスリップものの大前提として、過去をいじってはいけないというルールがあったと思うので、人の死期を操作するというタブーを犯してしまった旺太郎と宰子に大きなしっぺ返しがあったのだと思います。

この絶体絶命のピンチを宰子がどう切り抜けるのか、次回の展開が気になるところです。

ここで問題なのが、本当に宰子の能力が消えてしまったのかという点です。

もし、タイムリープの回数に限度があって、旺太郎がそれを超えてしまったと考えるなら、他の人に対してはまだ有効だと
思われます。

だから、もし宰子が長谷部にキスするとか、アプローチの仕方を変えれば、まだ戻れる可能性はあると思います。

この方法を実践するのかどうかはわかりませんが、ここが宰子の腕の見せ所だと思うので、何とかして旺太郎を生き返らせてくれると期待しています。

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まとめ

今回は、父親が香港にいてテープのコピーが存在するという事実、そしてそれを巡る長谷部の死、宰子と旺太郎の過去の一致、さらに長谷部を助ける代わりに旺太郎が犠牲になるという、怒涛の展開になりました。

だんだん旺太郎の扱いに慣れてきた宰子は、旺太郎といいコンビになると思っていただけに、「償え」という旺太郎の拒絶は見ていてかなり痛かったです。

旺太郎に指摘されたガサガサの唇を気にしたり、雑誌の記事を真に受けて真っ赤な口紅を塗ってみたりと、宰子はもう完全に恋する乙女モードに入っていると感じました。

そして、美尊もまた、旺太郎を想いながらも政略結婚という未来に抗えず、苦悩している姿が痛々しかったです。

徐々に募る尊氏に対する不信感がいつか爆発するんじゃないかとハラハラしてしまいます。

次回は父親・旺が旺太郎の前に姿を見せるようなので、さらに緊迫した展開になりそうです。

現在のところ、いまいち真意のつかめない言動をする春海は、次回は尊氏にも肩入れするようなので、ここでもまた事態が複雑化していく気がします。

過去に対する復讐劇へと変わっていった旺太郎の想いが未来をどう動かすのか、次回も予想の斜め上を行く展開に期待したいと思います

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2018.03.10