2017年10月からスタートしたNHKの朝の連続ドラマ「わろてんか」は、葵わかなさん主演の明治時代の大阪を舞台にした物語です。
主人公のてんは、笑うことが大好きで、薬問屋の長女として生まれるも、松坂桃李さん演じる旅芸人の藤吉とかけおち。
その後、藤吉の家業が潰れるなどすったもんだあった挙句、藤吉と2人で大阪中に笑いを届けたいという夢を持って、寄席を始めるというストーリー。
今回は、物語の中で主人公てんの恋のライバルとして登場する、広瀬アリスさん演じるリリコについて熱く語りたいと思います。
美しすぎる恋敵リリコ
リリコは、かつて藤吉と同じ芸人一座で娘義太夫をしていた女芸人です。
リリコはてんが現れるよりもずっと前から、同じ一座で旅芸人を続ける藤吉のことが大好き。
それは、売られそうになっていた自分を藤吉が助けてくれたことがきっかけでした。
リリコは藤吉の前にてんが現れてからというもの、それはもうわかりやすく嫉妬の炎を燃えたぎらせます。
何とかして相思相愛の二人の仲を裂こうと、あの手この手をつくします。
藤吉の前では、しなを作り、後れ毛をくるくるいじりながら甘えてみたり、仮病を使って気を惹こうとしてみたり、一生懸命。
てんにわざと意地悪をしたり、意味深なことを吹き込んで気持ちをかき乱そうとする姿は、これぞ、「ザ・女」といった感じ。
美人で華やかな
リリコ推しです(*‘ω‘ *) pic.twitter.com/w53HbFaJMl— みはる (@miiharuu) October 19, 2017
藤吉が一貫して、てんを好きだと公言しているため、てんとリリコが火花を散らして直接対決するシーンが、さほどないのが残念ではあります。
昼ドラをよく観る主婦たちは、物足りなさを感じるかもしれませんね。
もっと修羅場を!!もっとドロドロしたシーンが観たい!!と思う視聴者もいたりして…。
まあでも、毎朝のルーティーンとして朝ドラを観ている高齢層の視聴者には、朝っぱらからあまり疲れるドラマを観るのはあんまりという人も多いでしょう。
最近のリリコは、芸人をやめて2人の間にできた子の子守りをするなど、今はスッカリ落ち着いてしまっています。
てんのことをいまだに忘れられない、てんの実家・藤岡屋の使用人である風太の言動を怪訝に思いながらも、坊やにメロメロ。
#わろてんか リリコのスローな語り口調。彼女は感情的になり正直な気持ちを露わにすると早口で大声になる。風太やてんとの会話を見ていると相手の今の状況や気持ちを探って楽しんでいるだけ。それより本当は早く芸を再開したい、けれど素直に言えない。そんなリリコの小心者の部分が見え隠れしている
— ベルガモット (@chika6s16) December 1, 2017
https://twitter.com/mi_chan19971011/status/936387922349010946
そんなリリコですが、さほど視聴者から嫌われずに主人公の恋敵のポジションを保っています。
その原因の1つは、何と言っても、作中でくぎづけになるほどのリリコを演じる広瀬アリスさんの美貌!!
わろてんかのリリコの広瀬アリスさんが本当に可愛いから見て!!!どこ切り取っても美人さんや!! pic.twitter.com/0SCxl4LZOb
— 橘花 (@kankitsu0108) October 20, 2017
https://twitter.com/mirage_flower/status/919749088710508544
主人公てん役の葵わかなさんの和風のはんなりとした顔立ちも、鼻にクシャッとしわを寄せて笑う笑顔も、相当にキュートなのですが、広瀬アリスさんの美しい目鼻立ちクッキリの洋風モデル顔は、視聴者に一瞬物語の背景を忘れさせます。
思わず「この登場人物が出てくる物語の設定は、本当に明治時代なのか!?」と疑ってしまうほど。
個人的には、リリコの芸人スタイルよりも、義太夫をやめて東京から戻ってきたリリコのワンピース姿の方が、あの派手な顔立ちに似合っているような気がします。
保奈美・京香のW鈴木が居なくなって締まりのない展開でござるが、リリコが健闘しているでござる。今日のオシャレな水玉の洋服も、作ったのは岸和田の小原糸子でござるかー。 #わろてんか pic.twitter.com/debd0j8jG5
— 立憲小鹿党のペンチャンでござる。 (@myiland) December 11, 2017
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リリコの藤吉を想う一途な姿にキュンとなる
視聴者が意地悪なリリコを嫌いになれない最大の理由がこれ。
いつでも変わらず藤吉を想う姿が何と言っても一途でいじらしいのです。
藤吉への気持ちがぬぐいきれないまま、虚勢を張って颯爽と東京に旅立ったリリコ。
東京で娘義太夫として売れっ子になり、新聞を目にした藤吉から電話をもらった時の、リリコのうれしそうなこと!!
受話器を握る手がギュッとなり、自分の出番を告げられて名残惜しそうに電話を切るしぐさ。
リリコのしぐさのところどころに切ない女ゴコロが表れていて、思わずキュンとなった視聴者が続出した瞬間です。
リリコを観ながら、片想いをしていた時の思い出がよみがえる女子は、少なくないはず。
あの片想いならではの、心臓をギュッと鷲掴みにされたような苦い感情を味わったことのある人なら、リリコを応援せずにはいられません。
若くて美人で天涯孤独なリリコは、男社会で旅芸人する中、女性として辛いことが何度もあったのかな、それを藤吉がずっと守ってあげてたのかなと思っていて。
だから一度家に戻った藤吉を呼び戻すのに、リリコは『寂しい』でなく「藤吉がいないと『辛い』」って言葉使ったのかなと #わろてんか— ことり (@aoi_kotori77) November 6, 2017
現在藤吉とてんの間には子供も生まれ、寄席も繁盛し、藤吉は席主として頑張っています。
その反面、商売のことが火種となり、てんと喧嘩や口論が絶えません。
てんは芸のことがわからないけれど、御寮さんとして一生懸命藤吉を支えたいと思ってはいるのですが、二人の考え方には相違点も多くあります。
それが原因で藤吉はこれまでに何度も帰宅拒否症という、現代を生きるサラリーマンと全く同じ状態になってしまっています。
そんな仕事と家庭のストレスを抱える藤吉に「リリコ、2人の間につけいるなら今だ!」と思ってはいけないのでしょうが、朝ドラのタブーを侵してでも、ちょっと疲れてしまった男の人ならリリコにふら~っと行きたくなるのではないでしょうか!?
そんな展開はあり得ないとはわかってはいても、リリコにはリリコの幸せを築いて行ってほしいなと願ってしまいます。
いい表情だなこれ・・・。ちょっと寂しそうなリリコ#わろてんか pic.twitter.com/n3QBojbWyR
— ギズム_ネコガミ (@gismnekogami) November 30, 2017
「わろてんか」の物語も後半に入り、これからますます風鳥亭の発展が期待されます。
藤吉ご執心の月の井団吾師匠が、風鳥亭にどのように絡んでくるのかが見ものです。
「松本人志のすべらない話」でおなじみの、兵動さんハマリ役の寺ギンさんと、風太の関係は一体!?
藤吉はてんに「一生笑わしたる」と誓って結婚しました。
リリコも片想いを卒業して、早く彼女に「一生笑わしたる」と言ってくれる素敵な相手が現れてほしいものです。