「きみが心に棲みついた」ムロツヨシ演じるスズキ次郎が鋭すぎる!脇役なのに存在感がスゴイ!

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今回も今日子(吉岡里帆)の痛々しい姿が前面に出ていたような気がします。星名(向井理)からのパワハラ、デザイナーの八木(鈴木紗里奈)からの激しい拒絶と暴言、そして、相変わらずそっけない態度を取る吉崎(桐谷健太)・・・。

過去には精神的な虐待とも取れる、母親からの威圧に悩まされる今日子の姿もありました。

「もたもたしてると嫌われるわよ」という言葉で、よりパニックになり、吃音がひどくなっていく様子がよくわかりました。

今日子の挙動不審な言動は、間違いなくこの母親が原因だと思われますが、この確執は今でも続いていました。

妹からの電話口で、完全に自分の存在を消し去っている母親の暴言を聞き、過去の傷口をえぐられるようなショックを受け、ますます追い込まれていく今日子は、過去に辛いことがあると星名になぐさめてもらい、どんどん彼の優しさに依存していった様子を思い出し、また星名を強く求めている自分に気づいてしまいます。

一方星名も、整形疑惑や、過去に父親に虐待されていたことなど、暗い闇の部分が垣間見えました。

飯田(石橋杏奈)の元彼の前で見せた残忍な姿に、彼女も少し驚いた様子でしたが、それでも星名にどんどん惹かれ、彼の心を掴もうと、酔ったふりというありがちな手段で誘い出します。

星名としては、思惑通りに飯田が罠にかかったという感じですが、ついでに今日子の嫉妬心と独占欲も煽ることができ、全て順調に進んでいるという不敵な笑みを浮かべています。

吉崎も今日子を意識しだして、三角関係が始まりそうな予感の中、飯田と星名、吉崎と映美(中村アン)という新たな恋の予感もあり、また一波乱ありそうな展開が予想できます。

それぞれの恋の行方も気になるところですが、

 

今回はハードな展開の連続の中、唯一ほっとできる癒し系という評判の高いスズキ次郎と、彼を演じるムロツヨシさんに注目してみたいと思います。

 

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意外と鋭い?スズキの観察眼

 

今作で、スズキ次郎は、吉崎が担当するちょいエロ漫画家という役どころです。登場時にはちょっとおどおどした感じで、周りの反応に過剰な反応を示す小心者というイメージでした。

今日子と同じように、自己評価が低く、「僕は皆さんのように、一生そっち側の人間になれないまま死ぬんだと思ってました」と、完全に自虐キャラになっています。

いきなりお酒を一気飲みしたり、山手線ゲームやせんだみつおゲーム、王様ゲームを提案したりと、大学生の合コンをイメージしているのか、ちょっとずれたところもあり、若干場の空気を凍りつかせるような一面もあります。

ですが、さすが漫画家というだけあって、人の本質を見分ける能力には目を見張るものがあります。

「僕はてっきり吉崎さんて、高校までサッカー部のレギュラーで、テニス部の部長、いや副部長タイプの女子と付き合ってて、うまいこといい大学入って、その抜群のコミュ力で面接突破して、出版社入った勝ち組かなと」

高校の時の彼女はテニス部の部長だったと訂正は入りましたが、吉崎の過去をほぼ言い当てたことに驚いている様子でした。

本人はパシリだったからと謙遜しているようでしたが、スズキのこういう才能には吉崎も一目置いているような気がします。

そして、スズキが書いた漫画『俺に届け響け!』は、今日子が吉崎に感想を送ってメールアドレスをゲットするきっかけになったり、仕事や人間関係でへこむ今日子を励ます材料になったりと、ふたりをつなぐ重要なツールの役割も果たしていると感じました。

さらに、新作のヒロインの就職先を下着メーカーにするということで、吉崎を連れてラプワールに取材にやってきます。これは、偶然を装いつつ、吉崎を今日子と会わせる意図があったようにも思えます。

そこで、偶然星名とも接触しますが、スズキは星名のとってつけたような笑

顔に違和感を感じています。そのことは、吉崎との打ち合わせの場面で明らかになります。

「あのニコニコ愛想のいいイケメン。全然信用できない」

「あれは学年にひとりいる、敵に回しちゃいけないタイプです。あの笑顔、絶対裏がある」

「あれは、笑ったまま平気で人を陥れそうだなって」

この台詞を聞いた時、思わず「するどい!」とうなずいてしまいました。

やはり、彼の観察眼は本物だと思いました。

そして、密かに吉崎の心の変化にも気づいていたような気がします。

さりげなく吉崎から今日子のツイッターまがいのメールの件を引き出し、「あれ、実話?」ととぼけてみたり、「ヒロインの仕事をもっと地味な仕事に変えたい。材料課とか」と、今日子のことを匂わせるような発言をしたり、トドメにメールの件を今日子からだと言い当て、「で、今は吉崎さんのほうが気になっちゃってる」とからかい、吉崎を慌てさせます。

ここまで来ると、もう確信犯のような気がしますが、なかなか現れない今日子にしつこく電話をかけまくる吉崎を見て、「振られたんじゃないですか?もしかして、吉崎さんもこっち側の人だったりして」とにやりと笑います。

彼はのほほんとしているようで、実は一番の策士なんじゃないかと思いました。

今日子と星名の異常な関係にはまだ気づいていないと思いますが、今後、今日子と吉崎のキューピッド的な役割を担う気がします。

スズキと吉崎の関係性に癒されるという声も多いみたいなので、ふたりのコミカルなやり取りも見所のひとつになっていると思います。

脇役ながら、ここまで存在感を見せつけるスズキは、やはり只者ではないと思います。

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 ムロツヨシ演じるスズキ次郎ネットの評判

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個性派俳優・ムロツヨシの魅力とは?

 

この独特な雰囲気を持つスズキを演じているのが、個性派俳優で知られるムロツヨシさんです。

芸名にしているのは、4歳の時に離婚した両親と疎遠になっていて、母親に知られたくないと思ったからだそうです。

■本名 非公開

■生年月日 1976年1月23日(現在42歳)

■出身地  神奈川県港北区菊名

■血液型 B型

■主な作品

[映画]
  • 『踊る大捜査線』シリーズ
  • 『少林少女』『闇金ウシジマくん』
  • 『コドモ警察』
  • 『銀魂』
  • 『斉木楠雄のΨ難』
[ドラマ]
  • 『踊る大捜査線』シリーズ
  • 『うぬぼれ刑事』
  • 『勇者ヨシヒコ』シリーズ
  • 『ウロボロス』
  • 『スーパーサラリーマン左江内氏』
  • 『ハロー張りネズミ』

偏差値の高い大学に入ることだけを目標にしてきたムロツヨシさんですが、東京理科大学で明確な志を持つ同級生に刺激を受け、夢を持つ側の人間になりたいと思うようになります。

そして、当時ファンだった深津絵里さんが出演する舞台『陽だまりの樹』を観に行き、段田安則さんが涙を流す芝居に感銘を受け、俳優を目指そうと思い立ちます。

その後、大学を3週間で中退し、俳優養成所に入所します。

アルバイトをしながら、小さな劇団の舞台に立つという下積み時代が長く、2005年の映画『サマータイムマシン・ブルース』をきっかけに映画にも出演するようになります。ムロツヨシさんの特徴である、”飄々とした独特の間やテンポ”の芝居は、この小劇場時代に培われたようです。

この頃から知名度がぐんと増し、現在まで沢山の映画やドラマ、CMなどに出演されています。

2014年には、『日経トレンディ』が選ぶ「今年のヒット人」に選ばれ、不動の人気が証明されました。

評価としては”変な芝居をする”とか”腹が立つ演技だけど上手い”という、賛否両論の多いムロツヨシさんですが、今作のスズキ次郎は、ちょっと天然っぽいけど、実は誰よりも計算高いんじゃないかと思わせるような、本心がつかめないところが妙に気になってしまいます。

今後もストーリーの重要な鍵を握る人物に化けそうな予感もあるので、彼の動向にも要注目です。

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まとめ

今回は、今日子の迷走する心が赤裸々に描かれていると思いました。

仕事も恋愛もうまくいかなくて、こうも痛めつけられると、過去の優しかった星名に現実逃避してしまう気持ちは多少わかります。

でも、吉崎に心を向けようと思っていた矢先、やはり星名に執着している自分に気づき、”やっぱり変われない、星名との関係を終わらせたくない”と吉崎に宣言してしまう今日子には、若干イラッとしてしまいました。

星名の壮絶な過去も少し描かれ出しているので、次回はもっと彼の心の闇に触れることができるかもしれません。

自分がダメージを負うと、その分今日子に辛く当たっているようにも見えるので、これ以上状況がひどくならないように祈るばかりです。

そして、散々押してきたのに急に引かれ、今日子に振り回されっぱなしの吉崎は、映美との再会でさらに心が乱される展開になっていきそうです。

三者三様の、先の見えない三角関係に今後も目が離せません。

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