今回は、暖が投獄されてからファリア真海(元大統領)と出会い、脱獄に至るまでの壮絶な生活と、故郷に戻った暖を待っていた残酷な現実が痛々しいほどリアルに描かれていたと思います。
15年という歳月がもたらした悲劇は、暖から母親もすみれも、約束された未来も全て奪ってしまいました。
そして、自分を陥れた神楽と南条が自分の幸せを踏み台にしてのし上がり、再会した自分の顔さえ覚えていないという屈辱感は、暖を復讐へと駆り立てるのには十分な理由があったと思います。
これから暖の復讐劇が始まることを予感させるラストは、まさに”嵐の前の静けさ”という感じで、暖のとってつけたような笑顔にはちょっと恐怖を感じました。
今後どのようにターゲットに近づき、陥れていくのか、暖の手腕も気になるところですが、今回登場した中で特に気になったスポットについて調べてみました。
モンテクリスト伯ロケ地|まとめ 別荘 鎌倉 大谷 随時更新中!
遠くに見える宇佐美港。#モンテクリスト伯 ロケ地。稲取もロケ地みたいだね。
— 穂高渓太郎 (@hotakaktarosss) April 30, 2018
https://twitter.com/mana5857an/status/990717511095091200
#モンテクリスト伯 第2話視聴。時間が経って風貌が変わってる設定かもしれないけど、ディーンフジオカが1話と同一人物すぎるので「似てる」「いや、あいつは死んだはず」的な表現をどこかに入れてほしかったw
— クロキコウイチ (@kurokikoichi) May 1, 2018
モンテクリスト伯のポスター、山本美月の服まで黒いのなんでかなと思ってたけど第2話で山本美月のこの作品での立ち位置に気づき絶望した はやく次がみたい.. pic.twitter.com/vgiPVlVt9N
— くらげ (@__jellyfishxx) April 30, 2018
#モンテクリスト伯 ドラマ第2話で岩波少年文庫上巻の3分の2ほどまで進んだ。原作の変装して旧知の人々に近づくところ、ドラマではホームレス姿で行動したんだね。なるほど〜
— Akiko (@Akikot32) April 29, 2018
守尾社長が入院していた病院
守尾社長が入院していた病院は、神奈川県小田原市にある”独立行政法人国立病院機構 箱根病院“です。
こちらでは、内科、神経内科、整形外科、泌尿器科などがあり、栄養相談なども行っているそうです。
こちらは、第1話で暖が入院した病院としても登場しました。
【所在地】
神奈川県小田原市風祭412
TEL:0465-22-3196
受付時間:平日 8:30~11:30 13:30~15:00 土・日・祝休み
【アクセス】
小田急線「風祭」駅から徒歩2分
暖が投獄されていた監獄
暖が投獄されていたラデル共和国の監獄として使われていたのは、宇都宮市にある”大谷(おおや)資料館“です。
こちらは、映画やドラマのロケ地でも沢山使われています。
この中では、暖が脱獄するまでの壮絶な姿が描かれていました。
【ロケ地の例】
1981年 映画『セーラー服と機関銃』
1998年 PV GLAY『SOUL LOVE』
1999年 PV 工藤静香『BLUE ZONE』ドラマ『らせん』
2000年 PV B’z 『MAY』ドラマ『アナザヘブン』
2001年 ドラマ『金田一少年の事件簿』
2014年 映画『るろうに剣心京都大火編』
2015年 映画『リアル鬼ごっこ』『暗殺教室』
CM ダイハツCAST ネスカフェゴールドブレンド
【所在地】
栃木県宇都宮市大谷町909
TEL:028-652-1232
開館時間 4月~11月 9:00~17:00 12月~3月 9:30~16:30
休館日 4月~11月:無休 12月~3月:毎週火曜日 年末年始
料金:大人800円 子供(小・中学生)400円 未就学児は無料
【アクセス】
JR「宇都宮」駅からバスで約30分
信一朗が融資を頼んだ銀行
信一朗が融資を頼みに訪れた銀行は、板橋区にある”ジニアスSTUDIO 池袋BLUEスタジオ“が使われていました
こちらは、株式会社ジニアスが管理しているハウススタジオで、銀行・役所などのロビー、接見室、面会室、取調室などのセットがあります。
他に新宿スタジオ、池袋GREENスタジオ、川崎スタジオがあります。
銀行がかなりリアルに造られていたので、まさかセットだとは思いませんでした。
【所在地】
東京都板橋区中丸町11-8 要町通信ビル1F
TEL:03-6457-7556
【アクセス】
地下鉄有楽町線「要町」駅から徒歩10分
【管理者】
株式会社ジニアス
東京都新宿区新宿1-16-16 テェアーカテリーナ4F
TEL:03-6457-7707
守尾社長の葬儀場
守尾社長の葬儀が行われた場所は、静岡県にある”伊豆葬祭セレモニーホール会所”です。
こちらでモンテ・クリスト伯に転身した暖が南条・神楽と再会しましたが、全く素性に気づかれませんでした。
【所在地】
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3000-1
TEL:0557-95-3700
【アクセス】
伊豆急行「伊豆稲取」駅から徒歩約19分
暖が訪れたシンガポールの銀行
暖がファリア元大統領の遺産を受け継ぐために訪れたシンガポールの銀行は、千葉市にある”千葉市美術館“です。
こちらは、1995年11月1日開館の中央区役所との複合施設です。
初代館長に日本の美術史学者の辻惟雄を迎え、大英博物館との共催で欧米から版画や肉筆画等363点の作品を集めた喜多川歌麿展を開館記念展として開催しました。
江戸絵画や現代美術を中心に集中的なテーマをもった特色ある展覧会を積極的に開催しています。
作品収集のテーマは、
1:千葉市を中心とした房総ゆかりの作家・作品
2:日本文化の核を形成する近世以降の美術品
3:現代美術の3つで、1の例としては、無縁寺心澄、浜口陽三の作品
2の例としては、房総出身の浮世絵師・菱川師宣や江戸時代後期に活躍した浮世絵師の渓斎英泉などの浮世絵コレクションが充実しています。
3の例としては、草間彌生の「№B White」「幻の青春をあとにして」 や和歌山県出身の版画家・浜口陽三「魚と果物」
前衛美術家の高松次郎「赤ん坊の影NO.387」などがあります。
【所在地】
千葉県千葉市中央区中央3-10-8
TEL:043-221-2311
開館時間 10:00~18:00 金・土 10:00~20:00
休館日 毎月第1月曜・年末年始
【アクセス】
JR「千葉」駅東口から徒歩15分
モンテクリスト伯撮影ロケ地お金をもらったシンガポールスイス銀行はどこ?千葉市美術館だ! https://t.co/vnugZ0Aiqv
— Nina@大阪2days幸せ過ぎました❤ (@Nina0207d) April 29, 2018
まとめ
今回は、15年の時を経て故郷に戻ってきた”リアル浦島太郎”状態の暖の絶望感が、痛いほど伝わってくる展開になりました。
別人のように変貌していたとはいえ、声や仕草などでわかりそうなはずなのに、誰ひとり暖のことを認識できなかった事実に、人間関係の希薄さを感じました。
あんなに信頼してくれていた守尾社長は暖を忘れ、待っていると誓ったすみれは南条と結婚した上、家族ぐるみの付き合いだったはずの暖の母親を見殺しにし、幸せな家庭を築いていました。
ここまで来ると、暖の復讐を止める権利は誰にもないと思います。
自分の保身に走り、人の痛みがわからない人間は、這い上がれないくらい地に落ちて初めて、暖にした仕打ちを後悔するのだと思います。
原作ではターゲット達の末路はかなり悲惨なものになるようですが、ドラマではそのあたりがソフトになるのか、現時点ではわかりません。
ですが、あの手この手でじわじわと相手を追い詰めていく暖の笑顔は想像できるので、今後の波乱の展開に期待したいと思います。