今回コンフィデンスマン8話は、ダー子達が詐欺に失敗するという、まさかの展開になりました。
ターゲットの美濃部ミカは、序盤の金に強欲で暴言吐きまくりのパワハラ常習犯という設定が途中で霞んでしまって、全ては火傷を負って人生が大きく暗転してしまった母親の影響で、世界中の女性を綺麗にしたいという思いが行き過ぎただけだったという、むしろいい人というイメージに変わりました。
それに対し、ほのかはお金のためにミカの悪事を水増ししてマスコミにリークし、土下座と慰謝料をゲットするような悪女でした。
ダー子がほのかを罵ったことにリチャードがぶち切れていましたが、ダー子は彼女の本質的な性格ブスを見抜いていたのかもしれません。
お金を手に入れてからの変わりようからすると、リチャードに見せていた心神喪失状態も演技だったんじゃないかと思えてきます。
今回はダー子が突然作戦を変更したり、ちょっとグダグダな感じが否めなかったし、素人に出し抜かれるという、天才詐欺師の設定を揺るがすような失敗はあってはならないと感じました。
前回が秀逸だっただけに、今回の展開は残念でしたが、ストーリー上でポイントとなった場所について調べてみました。
#コンフィデンスマンJP 8話観賞完了✨美のカリスマ編
今回は最初から最後まで面白かったです✨私、リチャード好きだからなぁwそして、りょうさん演じる・ミカがいい味だしてたw悪役→実はいい人でしたver。オチ的には、初の騙し失敗。→でも実は数年後成功してたw#長澤まさみ #東出昌大 #小日向文世 pic.twitter.com/naj1OV8MEJ— 美雨 (@MiLlJLvJxvaze3r) June 2, 2018
#コンフィデンスマンJP 8話でダー子さんが「人は外見より内面の美しさ」という陳腐なアフォリズムを否定してたけど、あれは、人間誰しもいい面もあれば悪い面もある。純粋な想いの発露でも行いを誤れば悪人になるし、美しく見える弱者の被害者でも立場が逆転すれば悪人と同じことをすることもある。
— 山崎主秀/霧崎遼樹 (@kirisaki_ryoki) June 2, 2018
#コンフィデンスマンJP 8話。主役側が悪への義憤から動いたら、標的が想定してたような悪人ではなく意気消沈したところで、別方向からやや筋違いな制裁を受けてタダ働きだわ割り切れないわで終わる。コメディだから軽妙な結末だったけど、これ #必殺 の初期風プロットにも応用できそうだな。
— 山崎主秀/霧崎遼樹 (@kirisaki_ryoki) May 31, 2018
【8話】プロ詐欺師さん、まさかのど素人に負ける完全敗北回キタ━(゚∀゚)━!! ってか前回から悪人役の過去で泣かせに来るのは卑怯すぎ…「コンフィデンスマンJP」【実況】
πhttps://t.co/DXk4nCNLyB pic.twitter.com/SKV0ckrCzY— ジックリシッカリ、スルメエンタメのススメ (@GDee5lsy0Wh31AY) May 30, 2018
コンフィデンスマンJPのターゲット、なんか憎めない。
特に2話、5話、8話、一見すげー悪人だけど信念があって意識高すぎて他人をないがしろにしてきた人達。被害者は可哀想だけど、悪いだけじゃないストーリーも結構好き— Quese蘭 (@pakilaz) May 30, 2018
#コンフィデンスマンJP 8話 ★
毎回被害者がたくましいが、いよいよ自己解決するようになった。加害者のりょうも暴言吐くぐらいでそんなに悪くないしこの話自体何だったんだろう。— 広く浅く (@pakerpaka) May 29, 2018
コンフィデンスマンJP|ロケ地(撮影場所)全話 まとめ 随時更新中!
MIKAクリニック
今回のターゲット・美濃部ミカの拠点である、MIKAクリニックとして使われていたのは、六本木にある”HOLLYWOOD BEAUTY PLAZA“です。
こちらは、2003年4月築の地上12階、地下3階建てのビルで、美容と健康をテーマにしたカフェやレストラン、日常にかかせないファッションや雑貨が揃っています。
3階より上は、ハリウッド美容専門学校や、ヘアサロン・エステ・ネイル・脱毛・着付け・婚礼・化粧品・美容
雑貨・健康食品の販売など全てがひとつに集まった総合美容サロンのMAY’S GARDEN SPA(メイスガーデンスパ)などがあります。
【所在地】
東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ
TEL:03-6406-6000
【アクセス】
東京メトロ「六本木」駅直結
リチャードとボクちゃんが話していたビルの屋上
リチャードとボクちゃんがミカを陥れる相談をしていたビルの屋上は、JR東京駅の丸の内南口前に2013年3月に開業した日本郵便プロデュースの商業施設”KITTE” の6階にある屋上庭園”KITTEガーデン“です。
約1500平方メートルの敷地で、東京駅を見下ろせる絶景スポットであり、夜景スポットとしても人気です。
入場無料ですが、天候により閉鎖される場合もあります。
こちらは、1話の序盤でも登場していました。
【所在地】
東京都千代田区丸の内2丁目7番2号
営業時間 11:00~23:00 日・祝 11:00~22:00
【アクセス】
JR東京駅から徒歩1分
ヤモリ出版
出版社の社長兼ライターの猫目八郎に扮した五十嵐がミカと話していたヤモリ出版の場所は、葛飾区にある”呑んべ横丁”です。
こちらは、昭和28年頃に作られた商店街で、当時は立石デパートと呼ばれ、洋品店やカバン屋、食堂などが並ぶ一般の商店街だったそうです。
細長い30mほどの2本の路地に、2階建ての居酒屋やスナックなどの店舗が向かい合わせにびっしりと並んでいます。
路地の頭上はアーケード風のトタン屋根でおおわれてますが、あちこち青空が覗いていて、廃屋になっている所もいくつかあります。
ディープな雰囲気は都内随一で、ネオンの瞬く店のほとんどが外から中が見えないので、上級者向けのスポットのようです。
【所在地】
東京都葛飾区立石7-1
【アクセス】
京成電鉄「立石」駅から徒歩2分
美人村(来名田村)にある大沼秀子の自宅
大沼秀子を演じていたダー子が、山形の自宅という設定で使っていた場所は、栃木県にある”栃木市おおひら郷土資料館(白石家戸長屋敷)”です。
こちらは、江戸時代中期頃に建てられた大庄屋の家です。
一般民家に比べ豪勢な造りで、母屋や長屋門、蔵に代表される建物は当家の格式や財力を示しています。
戸長屋敷の名称は、廃藩置県後に制定された大区・小区制の小区の長である戸長を白石家が務めていたことに由来します。
約2000坪の広大な敷地の中に萱葺きの母屋や閑静な雰囲気の裏庭があり、東蔵には農具の展示室があり懐かしさのある造りとなっています。
毎年、昆虫さがしやカイコの観察など様々なイベントも開催されています。
また、ハイキングコースの帰りに立ち寄ることができ憩いの場となっています。
【所在地】
栃木県栃木市大平町西山田900-1
TEL:0282-43-8686
営業時間 3月~9月 9:00~17:00 10月~2月 9:00~16:30 毎週月曜・年末年始休み
入場料 一般100円 小中学生 50円
【アクセス】
JR「大平下」駅から徒歩20分
ミカの自宅
社長を辞職したミカが半年後に子供を送り出していた自宅は、八王子市にある”公社横川町住宅22号棟”です。
“団地に住む子育て中の主婦”という雰囲気がすっかり定着したミカは、美のカリスマのオーラは全く感じられませんでしたが、ママ友にヨモギのサプリを作って儲けようと相談を持ちかけていて、商売人としての野心はまだ健在という感じでした。
【所在地】
東京都八王子市横川町108
【アクセス】
JR中央線「西八王子」駅から徒歩23分
まとめ
今回コンフィデンスマン8話は、村ひとつでっち上げるという大掛かりなトラップを仕掛けたわりに収穫もなく、化粧品の廃棄の山だけが残ったという、かなり残念な結末になりました。
ターゲットのミカが、美のカリスマというわりには、あっさりとダー子の作戦にひっかかったのも気になりました。
とはいえ、「女にとって美は逃れられない呪いみたいなもの」というダー子の台詞には考えさせられる部分もありました。
いくら建前で心の美しさが重要だと言っても、男女問わず本能的に美しいもののほうに惹かれるのは仕方ないことだと思います。
ボクちゃんが女の本質を見極められないのはいつものことですが、リチャードまで騙されたというのが今回の敗因だったと思います。
次回は癒し系キャラの代名詞のような小池徹平さんが、悪徳社長というギャップのあるキャラを演じるようなので、また彼の新境地が見れそうです。
今回が消化不良だった分、次回はスカッとする結末に期待したいと思います。