「陸王」2話 飯山は天才?驚異の素材 シルクレイとは?

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やっと試作品ができた陸王でしたが、ソールの耐久性に問題が浮上します。

素材探しに悩む中、銀行員の坂本(風間俊介)から提供された、謎の素材シルクレイ。

これが、陸王のソールにぴったりな最高の素材だと、スポーツショップの有村(光石研)から太鼓判を押され、宮沢(役所広司)は何とかシルクレイを手に入れようと、開発者の飯山(寺尾聰)を探し出します。

交渉は難航しますが、粘り強い宮沢の説得に、飯山も陸王開発に協力することを条件にシルクレイの提供を承諾します。

ラストでは、ついに茂木(竹内涼真)も陸王に興味を持ち、希望の見える展開になりました。

今回は、キーアイテムとなるシルクレイと、その生みの親飯山に注目したいと思います。

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シルクレイとは?

シルクレイは、ストーリー上では、飯山産業の経営者飯山晴之が開発した、繭を加工して作られた特殊素材で、軽くて弾力があり、衝撃吸収性、反発弾性の数値バランスが素晴らしい、ランニングシューズのソールに最も適した素材となっています。

これだけ高品質ながら、実用化には至らず、債権者も価値がないと判断した「死蔵特許」となっていたのは、とてももったいない話だと思います。

だからこそ、宮沢がランニングシューズ業界に殴りこみをかけるための起爆剤となり得たとも言えます。

公式サイトによると、このシルクレイを製造している機械は、京都府京丹後市の「ながすな繭」という会社で実際に使われているもので、繭を原料として絹たんぱく質を抽出するための機械なんだそうです。

この絹たんぱくを使って、化粧品や衣類、人工皮膚などを製造されています。

リアリティを出すために繭も本物を使っていて、茨城県つくば市の「農研機構」という国立の
研究開発法人から提供されているそうです。

この農研機構では、日本国内の農業と食品産業の発展のための研究開発が行われていて、りんごの「ふじ」や梨の「幸水」「豊水」さつまいもの「ベニアズマ」など、全国的に有名な品種もこちらで開発されたものだそうです。

さらに、こちらでは、シルクレイのモデルになっている「シルクスポンジ」という新素材も開発されています。

公式サイトによると、シルクスポンジは、繭(シルク)をスポンジ状に加工した新素材です。

シルクの特長である生体へのなじみやすさを活かし、軟骨再生医療や床ずれ防止材の開発など、医療分野における様々な活用が期待されています。

シルクレイ自体は架空の素材のようですが、製造の技術はシルクスポンジのものが生かされているそうです。

リアリティを追求するためにできる限り実在のものを取り入れるという、制作チームのこだわりがすごいと思います。

https://twitter.com/rikuou_tbs/status/927487308919533569

https://twitter.com/rikuou_tbs/status/927851890603261952

 

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頑固な職人 飯山晴之

シルクレイの生みの親、飯山産業の社長・飯山晴之は、2年前に会社が倒産し、妻と共に借金取りから身を隠すように、ひっそりと生活していました。妻のパート代で生計を立てていた飯山は、金に執着し、宮沢にも年間5000万円の特許使用料を要求します。

この強気な態度に、さすがの坂本も「死蔵特許に5000万円は・・・」と呆れていましたが、それだけ飯山がシルクレイに自信を持っていたからだと思います。

お互いにお金がないので、飯山としては少しでも高く買ってもらいたい、宮沢は少しでも手に入れたい、と金額で折り合わないのは当然だと思います。

ですが、値下げばかり考えている宮沢の態度に、自分の汗と涙の結晶であるシルクレイを値踏みされているようで腹が立ったんだと思います。

それで冷たく突き放すような態度を取っていますが、非情になりきれていない様子も垣間見えました。

「会社が倒産したら地獄だぞ」

この台詞は、飯山の現状を現すと同時に、綱渡りをしようとする宮沢に対する牽制とも思えました。

同じ経営者として、宮沢には自分と同じ道を辿って欲しくない。どこかにそういう思いがあったのかもしれません。

でも、生きていくにはお金が必要だと言うことは痛いほどわかっているので、大手のシカゴケミカルの契約話のほうに気持ちが傾くのは仕方ないことだと思います。

最初の印象は、頑固で金の亡者のような、典型的な職人気質という感じでしたが、こはぜ屋を実際に見て、宮沢の仕事に対するひたむきさ、製品に対するこだわりに、自分と通じるものを感じたのだと思います。

本当は、不器用で正直で、誰よりも仕事を愛し、熱い情熱を持った職人なのだと、この時確信しました。

だからこそ、「あんたが余りにも泣きつくから仕方ない」というぶっきらぼうな言い方で、シルクレイの提供を決めたし、「シカゴケミカルに見放されたから、俺のシルクレイを生かすことができるのは、もうあんたらしかいないんだよ」と正直に話してくれたんだと思います。

宮沢の熱意は、飯山にしっかりと伝わっていました。そして、同じ技術職人として、自分を信用してくれると言った宮沢を、自分も信じようと思った。

シカゴケミカルから言われた、「一度倒産した人間は信用できない」という言葉は、飯山の心に棘のように深く刺さったと思います。

倒産というたった一度の失敗で、自分を全否定されることの絶望感は計り知れないものですが、そこに飛び込んできた宮沢の「飯山さんは私の目標です」という真逆の言葉は、飯山の心の琴線に触れ、お金より大切なものを思い出せたのだと思います。

「あんたのせいで思い出しちまったよ。シルクレイを作っていたときのことを。あんたにも味わわせてやるよ、あの興奮を」

結局のところ、お金なんて本当はどうでもよかったような気がします。自分のやってきたことを認めて欲しかっただけなんだと思います。

お金なんか度外視して、格安でシルクレイの機械をこはぜ屋に提供すると言った飯山は、初対面の時よりも生き生きとしていました。

シルクレイの実用化という夢を宮沢と共に実現するという、新たな目標に生きる希望を見出せたんだと思います。

宮沢が全て自力で勝ち取った契約ではないにしろ、最強の味方を手に入れたことは、陸王にとって大きな一歩だと感じました。

これから戦友のように、どんどんふたりの絆は深まっていくだろうと感じた瞬間でした。

この飯山晴之を演じているのは、シンガーソングライター兼俳優の寺尾聰さんです。

寺尾さんと言えば、「ルビーの指環」のイメージが強いですが、あの石原軍団に所属していたという意外な経歴の持ち主でもあります。

 

寺尾聰さんのプロフィール

■本名 寺尾聰(てらおあきら)

■生年月日  1947年5月18日(現在70歳)

■出身地 神奈川県

■血液型 A型

■主な作品 [映画] 『黒部の太陽』『男はつらいよ』『半落ち』『博士の愛した数式』
[ドラマ]『おくさまは18歳』『西部警察』『陰陽師』『ようこそ、わが家へ』
[音楽] 『SHADOW SITY』『ルビーの指環』『出航 SASURAI』

1981年発売の『ルビーの指環』の10週連続オリコンチャート1位の記録は未だに破られておらず、日本
レコード大賞も受賞されています。

そして、映画『雨上がる』『半落ち』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞されました。

現時点でこの両方を受賞した唯一の人物であり、日本で初めて歌手としても俳優としても成功した、偉大な人物だと言われています。

他にも多数の映画やドラマ作品にも出演されており、その豊富な演技経験が、飯山の独特な雰囲気と貫禄を醸し出しているのだと思います。

ご自身も飯山と同じように借金地獄に苦しんだ過去があり、その実体験も今回の演技に活かされているようです。

https://twitter.com/mwmw30street/status/939824856933195776

https://twitter.com/aninee1421/status/924641458589593600

今回の2話では、シルクレイ獲得までの長い道のりと、茂木の挫折という、辛い場面が多々ありました。

世間から見捨てられたものの敗北感をとてもリアルに描いていたと思います。

特に大地と飯山は、立場は違っても自分を全否定された気持ちを抱えているという点で、何か通じるものがあったように感じます。

だからこそ、宮沢にもアプローチに対する発想の転換が生まれたので、大地が結んだ縁とも言えます。

普段いがみ合っているように見えて、お互いに心配し合っているところが、親子愛だと思いました。

今回、宮沢は飯山という新たな協力者を得て、茂木は陸王という新たな可能性を見出しました。

この出会いが今後どんな化学変化を生むのか、そして茂木は本格的に陸王を選んでくれるのか、まだ未知数な部分が多いですが、陸王が更なる飛躍を遂げるというこはぜ屋の明るい未来に期待したいと思います。

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