今回のターゲット・城ヶ崎は、自分の地位と権力を利用して、美大生達をたぶらかし、絵画を闇の世界で売りさばくゲス男ではありましたが、美術評論家としての才能は本物だと思いました。
彼の心は、お金と女性に対する下心に支配されているため、子供の描いた純真な絵心には全く興味を示さないし、ダー子達の罠にまんまと嵌るあたり、人を見る目は全くないと思います。
でも、伴さんの贋作をあっさりと見破ったり、城ヶ崎が見込んだ通り、ダー子の描いた絵がオークションで予想外の高値がついたりと、本質的な芸術的センスや先見の明は持っている人物だと感じました。
そういう意味では、ユキのピロービジネスに気づいて見限ったのは正当な評価だったような気がするし、結局一番人の本質をわかっていないのはボクちゃんで、例のごとく不憫な結末を迎えました。
ダー子達も含めて、詐欺師は人を騙すことにかけては天才的で、まさに”才能の無駄遣い”という感じがしますが、ラストで自分の審美眼とこれまで信じてきた常識が崩されたことで、逆に子供の絵の素晴らしさに気づくことができたので、城ヶ崎はまだ更正の余地があると思います。
典型的な勧善懲悪ではなく、未来に希望が見えるようなラストで安心しました。
今回は、城ヶ崎が芸術評論家ということもあり、登場するスポットもオシャレな場所が多かったように思います。
中でも特にポイントとなった4つの場所について調べてみました。
(美術好きとしては、考えさせられるというか、かなり痛いとこ突かれたなあ、という感あるコンフィデンスマンJP3話)
(念のため書いとくけど軽快なテンポで作品そのものは好き♪)— 弥生 (@adagio_mars) April 26, 2018
コンフィデンスマンJP3話面白かった
1話と2話はうまくいきすぎ感があったけど、3話は初めて敵に一杯食わされて(贋作を見抜かれて)試行錯誤するところが面白かった— ちやん (@fuganunga) April 25, 2018
ドラマ『コンフィデンスマンJP』3話。美大生の夢につけこむ鑑定士、石黒さん。どっちもどっち?一瞬のでんでんさん。評論家の浅ましい野心をついてだます。「人々は物語にお金を出す」はいろんな事に当てはまりすぎる。「3.5億出します」からの長澤さんのブルゾンからのドコモCMの流れに拍手。
— おれんじおばば (@SaitoDaidai) April 25, 2018
3話。2話もそうだったけど皮肉のきいた後味とラストが非常に良い。芸術なんて単なる商売、ばっさりいったね。あと東出昌大が惚れっぽくて最後苦味を飲むばかりなのが可愛そうw#コンフィデンスマンJP
— Keisuke A (@ksjourney) April 24, 2018
コンフィデンスマンJP第3話ネタバレ。一番普通に作ってある3話目が一番面白い。そもそも絵って売り物になるのか?いくらが適正価格なのか?みたいな絵の不思議さを上手くドラマ化してる。毎回出てくる食べ物との対比を考えると3話目辺りで登場すべきエピソードということになる。
— kurupann740724 (@kurupann7407244) April 24, 2018
『コンフィデンスマンJP』第3話。今回の話は面白かった。やはり敵は完璧な知識の持ち主でないとダメですね。絵の評価は知識と情報。絵その物より作者や時代背景という人々の作り出した虚構の上に成り立つ。専門家が評価してこそ価値が生まれる。恐ろしいまでの真実。ラストのどんでん返しがお茶目。
— nakamori akira (@AkiraAkiraNaka) April 24, 2018
#コンフィデンスマンJP 3話、冒頭の「目に見えるものが真実とは限らない〜」がボクちゃんの担当になってて鳥肌立った。笑顔可愛すぎ。ジト目とのギャップ。すっかり東出くんの虜よ。芸術は背景の物語に価値があるものなのね。最後の石黒賢の涙で全てを語る、さすが。
— むじこ (@mujiko1130) April 24, 2018
#コンフィデンスマンJP の第3話。ターゲット役が石黒賢だから人選は新鮮味がないなと思ったけど、「名画」が見出されるキッカケや、人が何かの絵を「名画」だと思う理由に見られる、潜在意識とかが抉られるプロセスが痛快だった。顔と名前を無断で使われちゃった山本さんは気の毒だったけど。
— エリザベスかりん@織新ジョームロ滝眞海 (@karintyann) April 24, 2018
#コンフィデンスマンJP 3話 ★★★
2話とほぼ同じ。僕ちゃんはもう普通に手伝いそう。毎回騙す相手が改心する優しい世界。味方だらけのパターンを脱して良かった。— 広く浅く (@pakerpaka) April 24, 2018
コンフィデンスマンJP3話のロケ地4選
城ヶ崎主催のオークション会場
城ヶ崎がオークションを主催していた会場は、青山にある結婚式場”青山迎賓館”です。
こちらはT&G(TAKE and GIVE NEEDS)という企業が管理している、フランス貴族の邸宅をイメージして造られたプール付きの貸切邸宅です。
純白の外観に深紅のカーペットが特長の重厚感漂う一軒家で、結婚式の際には、ガーデンも含めて全てを1組のカップルが貸切で使うそうです。
オークションが行われていたのは、この建物内のパーティ会場で、中国人バイヤーに扮したダー子が降りてきたシンデレラ階段は、普段は花嫁の登場シーンとして使われています。
天井の豪華なシャンデリアとガーデンが望める大きな窓が特長のラグジュアリーな空間です。
こんなオシャレな会場を用意するところに、城ヶ崎の美的センスを感じます。
【所在地】
東京都港区青山4-9-26
TEL:0037-6169-1254
営業時間 12:00~20:00 土・日・祝 9:00~20:00 月・火休み
【アクセス】
地下鉄「外苑前」駅から徒歩5分
ダー子と城ヶ崎が食事をした店
ダー子と城ヶ崎がしゃぶしゃぶを食べていたお店は、銀座にある”京都 瓢喜(ひょうき) 銀座本店”です。
こちらは、京都の大人気店”京都 瓢斗”の姉妹店で、銀座の料亭街に京都の空間を再現したお店です。
オリジナル料理の”出汁しゃぶ”や近江牛のしゃぶしゃぶとすき焼き、熟練の職人による本格会席料理を楽しめます。
店内は全て個室なので、城ヶ崎が密会するのには最適なお店だったと思います。
【所在地】
東京都中央区銀座7丁目16-14 イーストビル1F
TEL:050-5868-3474
営業時間 11:30~14:00 17:30~22:00 土 11:30~15:00 17:30~21:30 日・祝休み
【アクセス】
地下鉄浅草線「東銀座」駅4番出口から徒歩5分
城ヶ崎の事務所
城ヶ崎の事務所 GALLERY JOとして使われていたのは、渋谷区にある商業施設”SPEAK FOR”です。
建物の上層階も使われていましたが、母体となる”GALLERY SPEAK FOR”は地下1階にあります。
こちらは、旧山手通りを見下ろす開放的な空間で、絵画・写真・立体作品などをインテリア感覚で展示・販売している代官山で注目度No1の大型ギャラリーです。
白を基調としたガラス張りの建物がとても洗練された印象で、ここにも城ヶ崎のセンスが光って
いました。
【所在地】
東京都渋谷区猿楽町28-2
TEL:03-5459-6385
営業時間 11:00~19:00 木曜休み
【アクセス】
東急東横線「代官山」駅から徒歩2分
城ヶ崎が子供の絵を褒めた公園
城ヶ崎が最初のほうでは子供の絵を批判的に見ていて、ラストでは褒めた公園は、千代田区にある”日比谷公園”です。
こちらは、明治36年6月に開園した、日本初の洋風近代式公園で、花壇には一年中色鮮やかな季節の花が咲いています。
日比谷公会堂、テニスコート、草地広場、軽飲食店などがあり、シンボルになっている大噴水は、毎日8:00~21:00まで稼動しています。
大噴水・噴水広場・第二花壇付近は日比谷公園の代表的な景観で、テレビや雑誌で度々登場する人気スポットですが、今回も子供の絵に噴水や花が描かれていたので、この付近で撮影されていたと思われます。
【所在地】
東京都千代田区日比谷公園1-6
TEL:03-3501-6428
(管理者:日比谷公園サービスセンター)
【アクセス】
東京メトロ日比谷線「日比谷」駅下車すぐ
昨日のコンフィデンスマンJP観てると
今日観た風景
日比谷公園の噴水登場— Deco (@mc20090425) April 24, 2018
まとめ
今回のターゲットも根っからの悪人という感じではなくて、被害者と思われた美大生のユキも、逆に城ヶ崎を使って売名行為をしようとしていただけという、どっちもどっちな結末だったと思います。
例のごとく、一番バカを見たのはボクちゃんですが、卵農家の男性を無名の芸術家に仕立て上げるという壮大な計画には、今回もかなり度肝を抜かれました。
次回は食品偽装疑惑の社長に、趣味の映画という変化球で挑むみたいなので、奇想天外なダー子達の計画に期待したいと思います。